Position Estimation of Impact
- 概要
野球のバッティングの際、バットにおけるボール衝突位置を推定することを目指したシステムです。ボールの衝突位置がわかることで、自分の狙った位置で打撃できているかを確認することができ、バッティング技術の向上に役立ちます。
- 背景
スポーツにおいて、怪我の予防やフォーム改善のために運動動作時の映像や力計測を行う研究が広く行われています。しかし、スポーツにおいて大変重要であるヒトが取得する感覚の研究はあまり進められていません。もしヒトの感覚の情報が取得できればプロ選手の繊細な感覚を解析することができるようになるとともに、スポーツ界全体のレベルアップにつながります。
- 研究の成果
私たちは、振動計測が可能なセンサを用いることにより、ボール衝突位置が推定可能なシステムを開発しました。
- 特徴
このシステムは、ボール衝突位置を短時間のうちに確認できるため、使用者は練習中に打球位置を確認、修正を行うことができます。センサはバットのグリップエンドに取り付けるため、打者のスイングの邪魔をしません。
- 研究の未来
現在、野球において研究を行っていますが、野球のみならず様々なスポーツにも応用可能です。工学的視点から触覚分野とスポーツ分野を研究することにより、スポーツ競技レベルの向上を目指します。
Project member: Takumi Osawa
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