Identification of chimpanzees

・概要

本研究は,人の識別や内面の状態推定を皮膚の振動データから行うことを目的としています.

・背景

近年生体のセンシング技術は広がりを見せており,身近なところではスマホの指紋認証などがあります.しかし,このような生体のセンシング技術の多くはカメラやマイク,五感でいうと視覚や聴覚によるものが多く触覚によるものはあまり多くありません.そこで,触覚に着目し生体のセンシングを行うことにしました.

・研究の成果

7個体のチンパンジーに対して約一ヶ月分のデータを用いて個体識別を行った結果,84±19.9%の正答率での識別に成功しました.

・特徴

感情の発生メカニズムなどチンパンジーで解明したことが人間でも適用されるだろうと考えられており,その観点からこの研究はチンパンジーを対象としています.
人間は感情を表に出すかどうかを理性的に考えることがありますが,チンパンジーを対象にすると理性に邪魔されない,より無意識的な情報の取得が期待されます.また,本研究にご協力いただいている京都大学霊長類研究所では,日常的にチンパンジーを対象とした実験を行っており,深層学習に必要な膨大なデータの用意が容易であるという利点もあります.

・研究の未来

今後はチンパンジーの内面の状態を推定することを目指して研究を行います.そして,チンパンジーを対象にして得た知見を人に応用していこうと考えています.

 

  • Project members:

川崎雄嵩,秋田駿

  • 主な論文:

「ウェアラブル皮膚振動センサを用いた個人識別に関する基礎研究」
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集,2017巻,p. 1A1-O04,2017.
川崎雄嵩,田中由浩,大塚孝信,伊藤孝行

The purpose of this research is to identify individuals and estimate the state from vibration data.Now, we have done individual identification for chimpanzees,and we will estimate the state of chimpanzees.
I would like to apply the knowledge obtained by the above to people.

 

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